厳島神社 大鳥居の建て替えが始まりました

 

嚴島神社の大鳥居は、1875年の建立から140年以上が経過し、損傷や老朽化が進んでいます。そのため、令和元年6月17日から大規模な保存修理工事を行います。終了時期は未定です。

工事期間中は、大鳥居が足場などで囲われることとなりますのでご了承ください。

 

 

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・厳島神社 大鳥居の場所

 

今回の修理箇所

 

屋根、脚元の修理予定

 

大鳥居修復期間

 

先の宮島観光協会の文章にもありましたが、終了時期は未定。

 

大鳥居の材料

 

大鳥居は木造で、

 

  • 2本の主柱に『クスノキ』
  • 主柱を支える4本の足に『杉』

 

が使用されています。

 

大鳥居は海水に浸かっているのに腐らないの?

 

堅くて腐りにくく、虫にも強い『クスノキ』と、

 

匂いのもとであるフェノール性の心材成分のおかげで腐りにくいという性質を持っている『杉』。

 

朱色の塗料は『鉛丹』が使用され、木材の防腐や金属への防錆の作用が強い、そして酸素が少なく菌が発生しにくい海中という条件で腐りにくくなっているそうです。

 

厳島神社大鳥居に使用されている塗料についてはこちらのサイトを参照ください

結晶美術館

 

しかし、腐らないわけではないため、定期的に補修が必要。

 

1950年(昭和25年)には、脚元の腐食や損傷が著しい部分だけを切り取って交換する「根継ぎ補修」されています。

 

大鳥居の構造

 

厳島神社の大鳥居は地面に埋まっていません。

各主柱の立つ基礎は、千本杭といって、松材の丸太の杭を密に立てて打ち込んだもので、現在はその上をコンクリートと花崗岩で固めてある。鳥居はこの土台の上に自重で立っている。島木と笠木は箱状の構造で、これらの内部には拳大の石が多数詰め込まれており、その重みによって大鳥居は自立し、風や波に耐えるようになっているwikipedia

 

大鳥居の上部にある『島木』『笠木』は箱形状となっており、大鳥居の重さを足すために約7トンの石がはいっています。

 

大鳥居の重さは約60トン。風や波にも負けません。

 

ただ、あまりにも波が高いと大鳥居が浮くこともあるそうです。

 

大鳥居までは歩いていける

 

干潮時であれば可能です

 

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大鳥居のライトアップ

 

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宮島では、世界文化遺産にも登録されている厳島神社を中心に毎日ライトアップが行われています。

 

期間    基本的に年中無休

 

※嚴島神社での行事・イベントにより一時的に中断する場合があります。予定については私共宮島観光協会へお尋ね下さい。

 

開始時間    日没30分後位~午後11時まで

 

場所    大鳥居、嚴島神社社殿、五重塔、多宝塔、参道及び西松原沿いの石燈篭

 

通常ライトアップは陸上から見るものですが、船から見ることもできます。

 

うまく潮が満ちている時間と重なれば、大鳥居付近まで船で近づくこともできます。

 

厳島神社 大鳥居の注意事項

 

大鳥居の亀裂のところにお賽銭のように小銭を突っ込む人が多いということです。

 

柱が痛んで腐っていくので本当に困っているそうです。

 

訪れる際は注意しましょう。

 

最後

 

大鳥居の大規模補修工事が始まりました。足場が組まれた大鳥居を見ることができるのは今だけです。

 

ぜひ肉眼でご確認いただきたい。

 

以上、ありがとうございました。

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