加圧シャツとは、着圧によって体に負荷をかけることで、筋トレの効率を高めたり、姿勢を改善したりするトレーニングウェアです。加圧シャツのメリットや選び方、おすすめの商品を紹介します。
この記事の目次
加圧シャツのメリット
筋力トレーニングが効率的にできる
加圧シャツは体に圧を与え、締め付けるので、一時的に血流を抑制して血液内の乳酸濃度を高めます。その時、筋繊維は疲労を感じやすくなり、より強く太い繊維を生成しようとします。そのため、加圧シャツを着用した方が筋力トレーニングの効率がアップするというわけです。
例えば、腕立て伏せや腹筋などの軽めの筋トレでも、加圧シャツを着ることで高負荷のトレーニングに近い効果を得られます。また、加圧シャツは体幹部分が安定するため、正しいフォームでトレーニングできます。
体幹部分が安定する
加圧シャツは体幹（頭と四肢を除いた胴体部分）の主要箇所である胸や背中、お腹の筋肉を包み込んで圧を与えます。そのため、着用することで体幹を意識することができ、体の安定性が高まります。
体幹が安定すると、バランス感覚や姿勢が良くなります。また、運動時には腰や膝などの関節への負担も減らせます。さらに、体幹部分の筋肉は内臓や血管などを支える役割もあるため、内臓機能や血行も改善されます。
姿勢改善をサポート
加圧シャツはピッタリとボディにフィットして、姿勢の改善をサポートします。ふだん姿勢が悪かったり、猫背だったりする人も、加圧シャツを着用することで胸をしっかりと張った姿勢を保てるようになります。
姿勢が良くなると、呼吸が深くなり酸素摂取量が増えます。また、首や肩のコリも解消されます。さらに、姿勢が良いと見た目もスマートになります。
ボディラインが引き締まって見える
着るだけで痩せるということはありませんが、加圧によってボディラインを引き締めることはできます。体がゆるみがちな人や、お腹のプヨプヨが気になる人はスーツや普段着の下に着るとよいでしょう。
加圧シャツは一時的にシェイプアップする効果がありますが、長期的には筋トレや食事管理なども必要です。加圧シャツを着ていても、過度な食べ過ぎや運動不足は体に悪影響を及ぼします。
加圧シャツの選び方
購入前にサイズと着丈を確認する
加圧シャツは普段シャツに比べて少し小さめのつくりのものがほとんど。そのため、購入前に必ずサイズと着丈を確認しましょう。
迷ったら大きめサイズを選ぶ！ 身長よりも胸囲を目安に
加圧シャツを選ぶ際は、胸囲のサイズに合わせて選ぶのがおすすめ。多くのメーカーはサイズごとに目安の身長や体重を提示しているので、基本的にはサイズ表に沿って選べば問題ありません。
もし胸囲のサイズも記載されている場合は、胸囲に合わせて選ぶことをおすすめします。上半身のなかで最も骨組みがしっかりしており、厚みのある肩〜胸を基準にすることで、体型に合ったサイズを見つけやすくなりますよ。
吸汗性・速乾性に優れた素材を選ぶ
加圧シャツは密着することで汗をかきやすくなります。そのため、吸汗性・速乾性に優れた素材を選ぶことが大切です。
吸汗性・速乾性に優れた素材としては、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維がおすすめです。また、金属繊維を配合したものは、汗の蒸散や防臭効果も期待できます。
綿やレーヨンなどの天然繊維は、吸水性は高いですが、乾きにくく、肌にべたつきやすいです。また、バクテリアの繁殖もしやすくなります。そのため、加圧シャツには向いていません。
加圧シャツは単独で着るタイプもありますが、吸汗性を高めるために上にTシャツなどの着用をおすすめします。
ただしTシャツの素材には要注意。吸汗性だけでなく、速乾性にも優れたものを選びましょう。ポリエステルやナイロンなどの化学繊維がおすすめです。
また、加圧シャツとTシャツの間に空気層ができることで、保温効果もあります。
おすすめの加圧シャツ
最後に
加圧シャツを着て適切なトレーニングと併用することで、より効果的に理想のボディを目指せます。
自分に合った加圧シャツを選んで、理想の体型を手に入れましょう！
