冬の寒さに負けないために、カイロは欠かせないアイテムですよね。

でも、使い捨てカイロはコスパが悪いし、ゴミも出るし、環境にも良くないと思いませんか?

そんなときにおすすめなのが、ハクキンカイロです。ハクキンカイロは、繰り返し使えるオイル式のカイロで、使い捨てカイロの13倍もの熱量があります。

僕も愛用していますが、使い捨てカイロとは暖かさが違います。

今回は、ハクキンカイロの使い方やメリット・デメリット、どんな人にオススメか、SDGsに対してどうか、使い捨てカイロとの比較などを紹介します。

ハクキンカイロとは?

ハクキンカイロとは、ハクキンカイロ株式会社が誇るオイル式カイロのことです。

1923年に創業し、当時から人気となるハクキンカイロは、100年近くも発売されているロングセラー商品。ハクキンの名前の由来は、プラチナ(白金:ハクキン)を利用したカイロという意味です。

ハクキンカイロの仕組みと使い方

ハクキンカイロの仕組みは、燃料となるオイル(ベンジン)を触媒燃焼させ、その燃焼熱をハクキンカイロの熱として発熱させます。

ハクキンカイロの内部にはプラチナ触媒が固定されており、点火することで反応します。

反応したプラチナ触媒は、気化したオイル燃料(ベンジン)が触れることで化学反応(酸化)を起こし、燃料を炭素ガスと水分に分解されます。

その際、発生した熱がハクキンカイロの熱となり温めてくれるのです。点火はしていますが、化学反応による熱を利用しているので、ライターのように火が出るわけではありません。

ハクキンカイロの使い方は、以下の通りです。

使い方

1. 本体にベンジンを注ぎます。ベンジンはハクキンカイロ専用のものがおすすめですが、一般的なベンジンやホワイトガソリン、ジッポオイルなどでも代用できます。ただし、匂いがきつかったり火口が劣化する場合もありますので、できればハクキンカイロ専用のベンジンを使用した方が良いです。ベンジンの量は、使用時間に応じて調整できますが、25mlで約24時間という目安があります。

2. 火口にライターなどの火を当てます。火口はハクキンカイロの発熱の生命です。火口には、ガラス繊維にプラチナ触媒を担持させたものが使用されています。火を当てることで、プラチナ触媒の反応を開始させます。火を当てる時間は、3~5秒程度で十分です。

3. 本体を専用の袋に入れて持ち運びます。本体は使い捨てカイロの約13倍・70度近くまで温まるので、直接手に持つと火傷をする可能性があります。そのため、専用の袋に入れて持ち運びます。袋はフリースやウールなどの素材でできており、保温性が高く、肌触りも良いです。

ハクキンカイロのメリットとデメリット

ハクキンカイロには、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

- 繰り返し使用できる。
ベンジンを補充すれば何度でも使用できるので、使い捨てカイロのようにゴミが出ないし、環境にも優しいです。また、使い方によってはコスパも良くなります。

- 高温で長時間持続する。
使い捨てカイロの13倍もの熱量があり、最初から最後まで一定の高温を保ちます。寒冷地や冬の野外のレジャー時に非常に威力を発揮します。また、布団や椅子に仕込めば湯たんぽのようにも使用できます。

- 温度調節ができる。
ベンジンの量や通気孔の大きさによって、温度や持続時間を調節できます。自分の好みや状況に合わせて使えるので便利です。

デメリット

- 携帯性が悪い。
本体とベンジンがかさばるので、持ち運びには不便です。また、ベンジンは揮発性が高く、漏れや発火の危険があります。そのため、密閉容器に入れて慎重に扱う必要があります。
しかし、ZIPPOオイルも使用できるので、携帯についてはある程度寛容可能と考えます。

- 手間がかかる。
ベンジンの補充や点火、火口や取換綿の交換など、メンテナンスが必要です。使い捨てカイロのように手軽に使えないので、面倒に感じる人もいるかもしれません。

- 匂いがする。
ベンジンの匂いがするので、敏感な人には不快に感じられるかもしれません。また、ベンジンの匂いが衣服や鞄に移ることもあります。

僕はオイルを補充することも楽しいです。
普通では無駄な時間かもしれませんが『オイルを入れる』という、ひと手間がオイルライターを所有している喜びを感じているのかもしれません。

ハクキンカイロはどんな人にオススメか?

ハクキンカイロは、以下のような人にオススメです。

- 寒冷地に住んでいる人。
冬の寒さが厳しい地域では、使い捨てカイロでは温かさが足りないかもしれません。ハクキンカイロなら、高温で長時間持続するので、身体の芯から温めてくれます。

- 冬のアウトドアを楽しむ人。
スキーやスノボ、キャンプなど、冬のアウトドアを楽しむ人。スキーやスノボ、キャンプなど、冬の野外で遊ぶ人には、ハクキンカイロは必携です。使い捨てカイロではすぐに冷めてしまうかもしれませんが、ハクキンカイロなら、一日中温かさを保ってくれます。手足や胸元に入れたり、テントや寝袋に仕込んだりすれば、快適に過ごせます。

- 環境に配慮したい人。使い捨てカイロは、一回使ったらゴミになります。そのゴミは、燃えないゴミとして処理されるので、環境に負担をかけます。ハクキンカイロなら、繰り返し使用できるので、ゴミが出ないし、環境にも優しいです。また、ハクキンカイロは、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献しています。ハクキンカイロ株式会社は、SDGsの第7番目の目標である「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に賛同し、ハクキンカイロの普及によって、石油や電気などのエネルギー消費を削減することを目指しています。

ハクキンカイロと使い捨てカイロの比較

ハクキンカイロと使い捨てカイロの違いは、以下の表にまとめました。

| 項目 | ハクキンカイロ | 使い捨てカイロ |
| --- | --- | --- |
| 繰り返し使用 | 可能 | 不可能 |
| 発熱温度 | 約70度 | 約50度 |
| 持続時間 | 約24時間 | 約10時間 |
| コスパ | 良い | 悪い |
| 携帯性 | 悪い | 良い |
| 手間 | かかる | かからない |
| 匂い | する | しない |
| 環境負荷 | 小さい | 大きい |

ハクキンカイロのおすすめ商品

ハクキンカイロには、様々な種類やサイズの商品があります。ここでは、おすすめの商品をいくつか紹介します。

- ハクキンカイロ スタンダード:ハクキンカイロの定番商品です。サイズは約9.5×6.5×1.5cmで、重さは約70gです。25mlのベンジンで約24時間発熱します。価格は約2,000円です。

- ハクキンカイロ ミニ:ハクキンカイロの中でも最小サイズの商品です。サイズは約7×5×1.5cmで、重さは約50gです。15mlのベンジンで約12時間発熱します。価格は約1,500円です。

- ハクキンカイロ ラージ:ハクキンカイロの中でも最大サイズの商品です。サイズは約11×7×1.5cmで、重さは約90gです。35mlのベンジンで約30時間発熱します。価格は約2,500円です。

まとめ

ハクキンカイロは、繰り返し使用できるオイル式のカイロで、使い捨てカイロの13倍もの熱量があります。

ハクキンカイロの使い方やメリット・デメリット、どんな人にオススメか、SDGsに対してどうか、使い捨てカイロとの比較などを紹介しました。

冬の寒さに負けないために、ハクキンカイロをぜひ試してみてください。ハクキンカイロで、あなたの冬を温かく快適に過ごしましょう。

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